サバニ、サバニ・レース、サバニ・クルージング・沖縄

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7月
25

第1回南城市長杯帆掛けサバニレースの案内が届いた

第1回南城市長杯帆掛けサバニレースの案内が、郵送されてきた。2010年9月26日(予備日10月3日)に、沖縄県南城市にある、あざまさんさんビーチで、実施されるとのことだ。申し込み締め切りは9月13日と記載されている。今回は4回目の開催であるが、表記のとおり改名したようである。

昨年はサバニ・ヘンサーで参加させて頂き、メンバーの角田さんがお世話になっている。そのときのレポートは、こちらをごらん頂きたい。

第1回南城市長杯帆掛けサバニレース

第1回南城市長杯帆掛けサバニレース

今回のサバニ・レースの案内文の末尾に、手書きの一行が、赤色で記載されていた。

「グラスファイバー製の艇は、順位外の参加となります。」

昨年は、多様なサバニの参加を歓迎するとのことで、ヘンサーもありがたく参加させて頂いた。このような制限は、サバニ愛好者の裾野を広げるためには、誠に残念なことである。これではサバニ・マニアが中心のイベントとなり、周辺の単なるサバニ好きは参加するのをためらう。裾野であるサバニ・ビギナーの広がりなくして、トップレベルだけの大会では、精彩を欠いてしまう事となるのではと心配する。

木造サバニへのこだわり

広い心で、来るものを歓迎する文化を誇る沖縄の人たちが、なぜ木造艇にこだわるのだろうか。それは、サバニは木造でなければならない。古式サバニこそ本物だというこだわりが、制限を設けさせることにつながっているのではないだろうか。

しかし木造サバニにも、多種類の構造が存在する。初期のくり舟構造のサバニ、明治後期から始まった本ハギ、昭和後期に開発された南洋ハギなど、多様な木造構造を持つサバニが存在する。いったい古式サバニとは、どの年代のサバニをさして言うのであろうか。
また木造サバニといえども、現在では外板やカーラ(キール)のはぎ目に接着剤を使用し、ステンレスのねじを要所に使っている。いったい本物とは、どれを指すのだろうか。

多様な構造のサバニが実在

糸満の海人自身は、構造にはこだわりがない。本ハギでも、南洋ハギでも、グラスファイバーでも、自分の予算と漁の用途に合わせて使用してきたのだ。太平洋戦争後は、米軍飛行機のアルミ製燃料タンクさえも利用し、サバニの一種に仕立てている。

サバニは今や、漁船としてだけではなく、プレジャーボートの一種として利用されるようになってきた。沖縄各地で開催されるサバニレースやクルージングに、多くのサバニが参加する。これらのサバニは、漁船ではない。レースやクルージング用に建造された、プレジャーボートとしてのサバニと言えよう。

レース関係者はその現実を直視し、多様なサバニが広がっていくことに関心を向けて頂きたい。そして木造艇マニアを歓迎するだけではなく、ビギナーにも制限を設けずに、門戸を開いて頂きたいと願う。サバニの輪が広がってこそ、本物の価値は一層高まることになろう。

6 個のコメント

  1. 南城市長杯帆掛サバニレース実行委員会 says:

    いつもお世話になっております。
    南城市長杯帆掛サバニレース2010実行委員会広報担当の阿部と申します。

    大変ご迷惑をおかけしております。誠に申し訳ございません。
    「グラスファイバー製の艇は、順位外の参加となります。」という制限は一切設けておりません。昨年同様材質に制限は設けておりませんので、上述の一文は取り消しさせて頂きたいと思います。実行委員会内における認識の違いが生じているようですので、改めて要項等をご送付させて頂きます。なお、公式サイト、公式ブログにおいてルール等の改訂がありましたら、随時アップしていきますのでご覧ください。

    1. Aoki says:

      丁重なご返答をありがとうございます。公式ブログも拝見させて頂きます。
      メンバーと相談し、参加させて頂けるかどうか、検討します。
      今後ともよろしくお願いいたします。

  2. 角田 says:

    昨年、「帆掛サバニフェスタin南城」に参加させていただいた角田です。
    参加報告にも書きましたが、素晴らしい景色と洗練された運営が印象に残った、とても楽しい大会でした。
    先日公式サイトを拝見し、地元南城市とのより強力なタッグで、今年は昨年以上に大規模な大会になるのではと期待していました。また、「ルールについても変更があったのかな」と思っていましたが、今回のご投稿や公式サイトでの情報発信は実行委員会のお考え・運営方法の透明性が確保され、県外参加者にとっては大変ありがたく感じました。
    とにかく今は、久高島を望む中城湾でのレースを楽しみに、9月下旬の休暇取得に向けて、盆休み返上で仕事に頑張っています。

  3. モリ says:

    今日初めてここを見ました。 FRPは順位外という事を聞いて私も残念に思っておりましたが、誤解と聞いてホッとしました。

    私もサバニは、こうあるべきだ!とする考え方には違和感を覚える一人です。
    個人的にはチームヘンサーさんはそうした意味において新たな境地を開いている楽しみなチームと思っています。 これからも共にサバニで遊んで行きましょう。

    南城市で会える事を楽しみにしています。

  4. 角田 says:

    千葉の角田です。
    森様、コメントありがとうございます。また、『 帆かけサバニ in やんばる 』では大変お世話になりました。この上なく楽しく、そして貴重な体験をさせていただきました。ありがとうございました。
    おかげさまで、9月下旬の休暇取得も確実となり、一昨日、『南城市長杯帆掛サバニレース』へ参加申込みをいたしました。今年は、体験乗船にも参加し、一日ゆっくりサバニを楽しみたいと思っています。
    南城でお目に掛かれますこと、大変楽しみにしております。

  5. 角田 says:

    森様

    誠に残念ながら、「南城市長杯帆掛サバニレース2010」参加を取り止めることにいたしました。
    一昨日、身内がトラブルに巻き込まれてしまい、急遽、明日から大阪へとんぼ返りして、支えてやることにしました。

    ‘sabani trip 2010′上映会(9/20)のお話も伺いたかったのですが・・・
    またどこかで、お目に掛かれるのを大変楽しみにしております。

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