サバニ・チームヘンサーは、3度にわたり上記レースへ参加させていただきました。
第1回と第3回の参加の際に、艇のインスペクション担当者から、下記と同様の不本意な発言がありましたので、要望書を送付しました。何らかの回答が寄せられることを期待しています。

要 望 書

サバニ帆漕レース実行委員会 御中

2009年7月25日

サバニ・チームへンサー代表 青木洋

〒-0093大阪府泉南郡田尻町りんくうポート北1番地

私どもは2007年、2008年及び2009年の三度にわたって、貴レースへ参加させていただいた、大阪府を本拠地とするチームでございます。レース関係者の皆様には、毎年外来艇を暖かく迎えていただき、感謝にたえません。

さて2009年6月27日(土)の午後にスタート地点で行われた、インスペクション(艇体検査)の際に以下のような発言が、インスペクション担当者から当チームに対してありました。

周囲のチームからは、「気にするなよ-」と暖かな言葉を掛けていただきましたが、きわめて不公平かつ排他的な内容であり、「サー・ピーター ブレイク メモリアル」という冠をいただくレース委員会の発言とは、にわかに信じ難いものでした。今年、第10回を迎えられた貴レースに更に多くのサバニが参加し、これからもますます発展されることを願ってやまない気持ちを込めて、ここに今後の改善を強く要望するものであります。

なお本要望書は、当チームのホームページでも、公開いたしますことを申し添えます。

インスペクション担当者の発言内容

1.    「サバニ・ヘンサーはレース中に走行しているとき、ハイクアウト(舷側に腰掛ける事)してヨットのように走らせている。禁止されているので、このような走らせ方をしてはならない。」

・・・舷側に腰掛けて帆走する事は、転覆を防ぐ為に必要な姿勢であり、古来よりサバニ帆走では行われてきたことは記録にも残っております。それが禁止されている事はルールブック及び改正ルールにも、見つけることが出来ませんでした。従ってルールに適合しています。

2.    「サバニ・ヘンサーのセール(帆)はダクロンで出来ているので、ルール違反である。」

・・・サバニ・ヘンサーのセールはダクロンで出来ています。しかしながらルールブック第1章基本原則の6、艤装の項によりますと、②帆(セール);a.材質は木綿またはダクロンでなければならないと記載されています。適合しているのに、なぜルール違反なのでしょうか。

3.    「サバニ・ヘンサーは内舵を備えているので、取り去らない限り今後の参加は認めない。」

・・・内舵が何故ダメなのかを質問すると、ヨットと同じだからと回答されました。では他の多くのサバニは外舵を備えていますが、外舵のヨットもあるのではとお聞きしますと、古式サバニを保存するのが我々運営者の目的だからとの事でした。内舵は外舵と同様に、古式サバニに当てはまらないことは理解いたしますが、レースルールには違反しておりません。

4.    「我々レースを運営する側は古式サバニを目指しているのであって、以上の理由によりサバニ・ヘンサーはヨットであるから、今後の参加は認めない。」

・・・サバニ・ヘンサーは糸満の造船所で製作していただき、以上でお分かりのように、装備も全てルールブックの内容を尊重しております。いかなる理由でヨットであると決め付け、今後の参加を認めていただけないのでしょうか。

5.    「サバニ・ヘンサーの造船所にも、装備を改善すると出場は認めないと言って置いたのに、聞いていないのか。出場を取り消す権限はわたしにある。」

・・・サバニ・ヘンサーを製作していただいた造船所に確認しましたところ、確かにインスペクション担当者が来訪され、その通りの発言が従業員に対してあったと、造船所の従業員が答えてくれました。いかなる根拠を基にインスペクション担当者が、一方的に出場を取り消す権限を有しておられるのでしょうか。

以上